障害を持った子供たちとのプログラミング教室
障害を持った子供たちとのプログラミング教室


障害を持った子供たちとのプログラミング教室

レベルエンターでは、障がいを持つ子供たちとロボットプログラミング体験会を不定期で実施しています。
NPO法人FDAさんとの共同企画で、視覚障害、発達障害、自閉症など軽度から重度まで、様々な特性を持った子たちにiPadやPCを使ってロボットを動かすプログラミングをやってもらっています
このワークショップを実施して、本当にいろいろなことを教えられるたのは運営側の我々の方です。
「障がいを持つ子供たちに、将来につながる希望を与えられたこと」や 「障がいを持つ子供を持つ家族に、僕らが僕らなりに応援することができたこと」、 「障がいを持つ子供を持つ子供たちが、いっぱい笑顔なこと」 そういったことの得られる貴重な機会です。


全ての人を受け入れる方針

初回の実施時、定員10名としていたところ倍近い18名ほどの子供たちが集まってくれました。
機材がまったく不足していたのですが、そこで急遽導入したのは「おりがみ」です。
おりがみでロボットの障害物を作ること手すきの子供たちにやってもらいました。
その試みは成功し、後で聞いてみると「今日、おりがみが一番が楽しかった」という子供もいるぐらいでした。
FDAの成澤理事長は、どんな障害や経歴を持った人でもまず雇用してから仕事をつくっていくようなNPOをやられている人です。
その考え方に習って、このワークショップでは定員オーバーであっても全員受け入れてからやり方を考えるという方針を持っています。



親御さんたちとの対話

このワークショップは親御さんたちも、学びの機会があります。それは親の子離れに関する体験的な学びです。
親が子離れしづらいのも、障がいを持つ子をそだてる家族の課題の一つなので、初対面の他人である我々に子供を預けることに高いハードルがあります。それをあえてやってもらいました。

親御さんが心配そうに「うちの子は視覚ですが、1人で預けても大丈夫なんでしょうか」とおっしゃっていました。FDAの成澤理事長が優しくも断固たる言葉で「子供達の自立を妨げちゃだめですよ」と。
親御さん達は、全員子供たちとは別の部屋に集められて、成澤理事長から「大丈夫」というお話をしてもらったり、それぞれ様々な特性をもつ親同士の情報交換などで、そちらもとても有意義なものだったようです。
親御さんルームでは、子供達の様子を見たくて皆さんそわそわうずうずしていたみたいですが、そこは完全に隔離して90分を過ごしてもらいました。
子供達は、将来親離れをしなくてはならないのです。そういった目的のトレーニングとしても最適な環境だと思います。

企画の苦労

企画段階で、いろんな特性を持つ子供たちを相手にすると聞いて、どうやってプログラミングをやって楽しいと感じてもらうか、うなされるほど頭を悩ませていました。
せっかく来てもらうのに、楽しくない体験にはしたくないですが、あまりにも私たち自身が障がいについて無知でした。
例えば、視力のほとんどない子にプログラミングの何が刺さるだろうかと。
でも当日、視力のほとんどない子たちがロボットを動かすことができた時に見せてくれた「驚きと興奮の表情」は、これからもきっと忘れることはないです。
準備にかかった苦労もすべて報われた気持ちでした。

トラブルは少なかったですがそれでも色々とあります。
ある自閉症の子がパニックになってしまいました。向き合い方について正解はわかりませんでしたが、帰るとき最後にはバイバイと手を振ってくれました。
普通のプログラミング教室の参加を断られたという家族もチラホラ居て、親御さんたちからのニーズはとても強いものを感じました。
弊社は、FDAさんと協力して障がいを持つ子供達専門のプログラミング教室を定期的にやっていきます。